みなさん、こんにちは![]()

年が明けて、早くも1月の折り返し地点に差し掛かろうとしています。
皆さんは初詣は行かれたでしょうか?
一般的には正月三が日に神社等に参拝するのを言いますが、1月中の参拝も初詣とする考え方もありますので、まだの方は是非神社へ足を運んで下さいね。
さて、初詣は神社や寺院へ行くと必ず見るのがこれですね![]()

そう、「狛犬」です![]()

しかし、私自身もそうですが、あまりじっくり見たことがある人は少ないのではないでしょうか?
この狛犬は獅子の姿形をしていますが、そのルーツはエジプトのスフィンクスと言われています。スフィンクスは顔が人間、体がライオンという空想上の動物ですが、それが古代インドに獅子として伝わり、仏の両脇に守護獣としてライオンの像を置いたのが起源とされています。(現在でもインド北西部の森林地帯にはインドライオンがわずかに生息していますが、かつてインドの遊牧民や農民はこのライオンを神様として崇拝していました。)そして、日本には飛鳥時代に仏教の伝来とともに中国から高麗(朝鮮半島)を経てやってきました。
狛犬と呼ばれる語源については諸説あり、伝来当時の人は獅子を知らなかった為、高麗(当時高麗を{こま}と呼んでいた)から来た犬という意味で呼ばれるようになった説や、魔除けに用いられたことから「拒魔(こま)犬」と呼ばれるようになった説などあります。
また、狛犬は神社などに左右一対、仁王像や平成24年12月10日のブログに載せられている鯱と同様、「阿吽」の口型で配置されており、口を開けている方が「阿」、
閉じている方が「吽」なのです。
阿は吐く息、吽は吸う息を現し、両者が一体となって邪気や悪霊を払う役目を担っているのです。
さ~て皆さん、この獅子のモデルとなっているライオン…見たくなってきたでしょう![]()

是非とも姫路セントラルパークにお越しになってライオンをじっくり観察して下さい![]()

前回の猛獣ブログにコメントがありました、ウォーキングサファリにて展示しているチーターの名前は「ナンシー」。1998年生まれのメスのチーターになります。是非ゆっくりご覧になってくださいね![]()

猛獣担当 梶田 茂生